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米澤 仲四郎; 高島 教一郎
JAERI-M 8268, 7 Pages, 1979/05
高分解能のGe(Li)検出器を使用し、半減期18.6secのHfを測定する中性子放射化分析法により、ジルコニウム標準試料(JAERI-Z15、-Z16)中のハフニウムの定量をした。試料をJRR-4気送管で10sec照射後、40secで取り出し、Ge(Li)検出器で100sec線スペクトルを測定した。Hfの214.3KeV線のピーク面積を求め、同じように操作してハフミウム標準から求めた検量線からハフニウム含量を求めた。分析を行った結果、JAERI-Z15は1.80.11ppm(n=12)でJAERI-Z16は411.9ppm(n=12)であった。本法の分析精度は1.8ppmのJAERI-Z15では4.5%、41ppmのJAERI-Z16では3.6%であった。ピークの検出下限をバックグラウンドの標準偏差の3倍(3)とした場合、検出下限ハフニウム量は0.0012Mgとなり、試料量を30mgとした場合検出下限含量は0.04ppmであった。
亀本 雄一郎
日本原子力学会誌, 5(1), p.48 - 51, 1963/00
アルゴンは中性子放射化断面積が大きく、かつ生成核種のArの放射する線のエネルギが大きく、容易に線スペクトロメトリにより定量できるので放射化分析に適した元素の1つである。従来アルゴンの放射化分析としてはすでにいくつかの報告があり、主として地球化学的な試料に適用されている。著者はヘリウム、空気中のアルゴンを化学分離を行なうことなく定量し、また胴中のアルゴンを分離法を用いて定量し、ほぼ満足のいく結果を得たので、以下に報告する。